アルマジロトカゲ。[爬虫類図鑑]

アルマジロトカゲ
Armadillo Girdled Lizard

アルマジロトカゲ
科名
ヨロイトカゲ科
その他の名前
英名:[Armadillo Girdled Lizard]
学名:[Cordylus cataphractus]
生息地
アフリカ(南アフリカ共和国、ナミビア)
生息状況
絶滅危惧
大きさ
全長:12~21cm
繁殖
胎生。
一度の出産で1~2仔産みます
食べ物
昆虫などの節足動物
活動時間帯
昼行性
解説
アルマジロトカゲは名前の印象の通り、哺乳類のアルマジロのような硬く頑丈な鱗を持ったトカゲで、避難する場所のない所で危険を感じると尾をくわえて丸くなり、硬い装甲のみを外側に出す事によって外敵から身を守るという性質を持っています。

アルマジロトカゲの体の特徴は棘が上部に張り出した長い尾と、明るい褐色、またはやや緑がかった褐色をした背中を覆う鱗に鋭い棘のような突起が並んでいる事で、これらの特徴は捕食者から身を守る為に発達したと考えられています。
アルマジロトカゲの生息地は岩がゴツゴツと露出した場所や低木がところどころに生えている荒地などで基本的には乾燥した地域にしか分布していません。
また、アルマジロトカゲとよく似た種類のトカゲとしては、同じヨロイトカゲ科に属するオオヨロイトカゲなどがあげられ、こちらは全身を覆う棘が果物のドリアンのように大きくとび出ています。

尚、現在、アルマジロトカゲは絶滅危惧に指定されている為、南アフリカ共和国などでは保護種とされています。

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