ミナミオオガシラ。[爬虫類図鑑]

ミナミオオガシラ
Brown tree snake

ミナミオオガシラ
科名
ナミヘビ科
その他の名前
南大頭
英名:[Brown tree snake]
学名:[Boiga irregularis]
生息地
ミナミオオガシラはオーストラリア大陸の北部とその周辺の島々、インドネシアに生息しています。
また、偶然、グアム島に持ち込まれてしまった事から在来の鳥数種が食害により絶滅させられたという情報もあります。
生息状況
普通
大きさ
体長:200~230cm
繁殖
卵生
一度に6個の卵を産みます。
食べ物
ミナミオオガシラは小型の哺乳類および鳥類、爬虫類などを食べます。
活動時間帯
夜行性
解説
ミナミオオガシラは皮膚の色に様々な変異種が存在する蛇で、写真のような褐色の個体のほか、ピンク色や赤色、黄色などの個体がいます。
また、基本的には木の上で生活する種である為、樹上での生活に適した細長くて身軽そうな体つきをしています。

ミナミオオガシラは名前の通り、胴体に対してかなり頭部が大きい種で、それほど強力ではありませんが毒を持っており、攻撃性も高い事から人間が噛まれたという例もいくつか報告されています。
このような特性から偶然に持ち込まれてしまったグアム島では一部の在来種にも深刻なダメージを与える結果となり、グアム島には天敵がいないミナミオオガシラを人為的に根絶やしにする計画が実行されています。

尚、ミナミオオガシラは日本においても2005年に特定外来生物に指定されています。

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