ムーアカベヤモリ。[爬虫類図鑑]

ムーアカベヤモリ
Moorish gecko

ムーアカベヤモリ
科名
ヤモリ科
その他の名前
英名:[Moorish gecko]
学名:[Tarenola mauritanica]
生息地
ムーアカベヤモリはスペイン、イタリアなどのヨーロッパ南部、地中海沿いのアフリカ大陸の北部、カナリア諸島などに分布し、主に沿岸沿いの乾燥した温暖地域に生息しています。
生息状況
普通
大きさ
体長:12~16cm
繁殖
卵生
一度に2個の卵を産みます。
食べ物
ムーアカベヤモリは昆虫などの節足動物を食べます。
活動時間帯
夜行性
解説
ムーアカベヤモリは非常にがっしりとした体格を持っており、ヨーロッパに生息しているヤモリの中では最大の種類だと言われています。現在では街角などでもよく見られ、生息数も多いようです。
また、夜行性である事から昼間は建物の隙間や木の皮などの目立たない場所に隠れて過ごしています。

ムーアカベヤモリの体は頭部と胴体が扁平で幅が広く、皮膚の地の色は灰褐色で濃褐色の模様が全体に広がっています。大きな目の中にある瞳孔は巣直で、四肢の先にある幅の広い指には移動の際に役に立つ接着性の指下板があります。
五本の指の内、第三指、第四指の先端には小さな爪も備えられています。

昼間は大人しいムーアカベヤモリですが、夜になると活発に動き回り、光に集まってくる昆虫などを捕えて食べます。

ムーアカベヤモリの類似種としてはムーアサバクカベヤモリがあげられます。

©爬虫類図鑑