アオウミガメ。[爬虫類図鑑]

アオウミガメ
Green turtle

アオウミガメ
科名
ウミガメ科
その他の名前
青海亀、黿、正覚坊
英名:[Green turtle]
学名:[Chelonia mydas]
生息地
アオウミガメは世界中の熱帯から亜熱帯の海洋に生息しています。
生息状況
絶滅危惧
大きさ
甲長:80~100cm
繁殖
卵生
一度に100~200個の卵を産みます
食べ物
草食性で成体は植物だけを食べますが、幼体は海洋性の動物を食べる事があります。
活動時間帯
不規則
解説
アオウミガメは最もポピュラーなウミガメで、世界中の熱帯の海に分布していますが、現在では環境の変化などの影響で数が激減しており、絶滅危惧の動物となっています。
また、アオウミガメはウミガメの中で唯一、日光浴を行って体温の調整を行う種であり、日光浴を行う際は海から上がって陸で太陽の光を浴びて体温を上げます。

アオウミガメの体は甲羅の部分は濃い褐色の地の色に茶色、または緑色の斑点が全体に見られ、甲板と甲板の接合部は白に近い明るい黄色をしています。
甲羅以外の頭部や四肢などは大小の淡褐色~濃褐色の鱗板で上部が覆われており、その継ぎ目からは地の色である非常に明るい色が見えています。

アオウミガメは速く泳ぐ事に向いた体をしており、水の抵抗が少ない流線型の頭部を持ち、ヒレ肢は非常に力強くて大きなものとなっていて、この足が強い推進力を生み出します。
また、アオウミガメはかなり広い範囲を移動する事でも知られており、1000km以上も離れた場所を行き来する事も珍しくありません。

尚、アオウミガメの類似種としてはアカウミガメなどがあげられます。

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