ガラパゴスゾウガメ。[爬虫類図鑑]

ガラパゴスゾウガメ
Galápagos giant tortoise

ガラパゴスゾウガメ
科名
リクガメ科
その他の名前
英名:[Galápagos giant tortoise]
学名:[Geochelone nigra]
生息地
ガラパゴスゾウガメは南アフリカ大陸北部の西側にあるガラパゴス諸島の火山岩性の陸地に生息しています。
生息状況
絶滅危惧
大きさ
甲長:80~110cm
繁殖
卵生
一度に10個前後の卵を産みます
食べ物
草食性で植物のみを食べます。
活動時間帯
昼行性
解説
ガラパゴスゾウガメは世界でもガラパゴス諸島にしか生息していない非常に大きなリクガメで、その重量は最大級の個体であれば400kgを超え、上記の写真を見ても分かる通り、重い体を支える四肢は強靭で太く、がっしりとしています。
また、アルダブラゾウガメと似ていますが、アルダブラゾウガメには頭部の後ろ辺りの背甲にある項甲板(こうこうばん)と呼ばれれている箇所がありません。

ガラパゴスゾウガメは生息している環境によって差異が見られ、植物が少ない場所で育った個体は上記の写真のようなドーム型の甲羅を持っていますが、雨が多くて植物が多い環境に住むガラパゴスゾウガメは甲羅が乗馬の際に用いる鞍のような形をしています。
ガラパゴスゾウガメの体じゃ強靭な四肢に比べると頭部は小さいのですが、首は比較的長いという特徴があります。

尚、背中の甲羅の部分には模様が見られますが、この模様は成熟すると消えてしまいます。

現在では数が非常に少なくなっており、絶滅危惧種として保護されています。

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