インドコブラ。[爬虫類図鑑]

インドコブラ
Indian spectacled cobra

インドコブラ
科名
コブラ科
その他の名前
英名:[Indian spectacled cobra]
学名:[Naja naja]
生息地
インドコブラはインド全域に分布しており、その生息域はヒマラヤ南部から海を隔ててスリランカにまでおよびます。
生息状況
絶滅危惧
大きさ
体長:120~170cm
繁殖
卵生
一度に10~30個の卵を産みます。
食べ物
インドコブラはネズミなどの小型の哺乳類、小型の爬虫類、カエル、鳥類、卵などまで口に入る動物なら様々な種類を餌にしています。
活動時間帯
昼行性かつ夜行性
解説
インドコブラはおそらくキングコブラの次に有名なコブラ科の蛇で日本ではインドと言えばカレーか、このインドコブラを操る蛇使いをイメージされる方も多いかと思います。
また、インドではヒンドゥー教徒や仏教徒などに崇拝されている事もあります。

インドコブラの特徴はコブラらしい大きく広がるフードで、首の肋骨が広がる事によって形成されますが、インドコブラは後から見るとこのフードの部分に眼鏡のような形をした模様がある事があげられます。
体色については写真のような褐色系の色が一般的ですが、個体によってかなり差異があり、黒っぽい色をしたものやクリーム色の斑紋があるもの、眼鏡模様がないものや二重になっているものまで実に様々です。

インドコブラは木の茂った森の中から人家の周辺にまで住むとされていますが、現在では野生のものは数が少なく、絶滅危惧種となっています。

尚、インドコブラの類似種としてはタイコブラやトランスカスピコブラなどがあげられます。

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