ニンニクガエル。[爬虫類図鑑]

ニンニクガエル
Common Spadefoot Toad

ニンニクガエル
科名
スキアシガエル科
その他の名前
英名:[Common Spadefoot Toad]
学名:[Pelobates fuscus]
生息地
ニンニクガエルはヨーロッパの東側からアジアの西側にかけての地域に分布し、荒地や耕作地に生息しています。
生息状況
普通
場所によっては少ない
大きさ
体長:4~8cm
繁殖
卵生
春に水中で卵を産みます。
食べ物
ニンニクガエルは昆虫などの節足動物を食べます。
活動時間帯
夜行性
解説
ニンニクガエルの名はニンニクのような匂いを放つ事が由来となっており、後足にある角質化して硬くなったコブを使って地面に穴を掘って潜るという習性を持っています。また、英名である「Common Spadefoot Toad」はこの習性が由来となっています。

ニンニクガエルの体の皮膚は個体差が著しく白っぽい色をしたものや灰色をしたもの、褐色をしたものなど実に様々です。地の色の上には濃淡のついた複雑な模様が体全体に入っています。
体つきはがっしりとしていて胴体は分厚く、大きく飛び出した目の中には垂直方向に長く伸びている瞳孔が見られます。

ニンニクガエルは後足で深さ2メートルにも及ぶ穴を掘ってその中で冬眠を行う事で知られ、地下での生活の方が地上での生活の方が長いとされています。
地上に出てから繁殖が始まるとオスは水中からメスに対して鳴き声を出してメスをひきつけます。
また、敵に襲われた際には体を膨らませ甲高い声をあげて敵を追い払おうとします。

©爬虫類図鑑