ヨロイハブ。[爬虫類図鑑]

ヨロイハブ
Wagler's tenple pitviper

ヨロイハブ
科名
クサリヘビ科
その他の名前
英名:[Wagler's tenple pitviper]
学名:[Tropidolaemus wagleri]
生息地
ヨロイハブは東南アジアのタイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンなどに分布し、低地の森林地帯や木の茂った湿地、池の周辺に生息しています。
生息状況
普通
場所によっては少ない
大きさ
体長:80~130cm
繁殖
卵胎生
一度に15~40仔産みます。
食べ物
ヨロイハブは主にネズミなどの小型の哺乳類や爬虫類、鳥類やカエルなどの両生類など様々な種類の動物を食べます。
活動時間帯
夜行性
ヨロイハブ2
解説
ヨロイハブは個体によって変異差の激しい種で、上記の写真のような緑を基調とした皮膚を持つ個体の他、一般的によく見られる黒を基調とした個体、青緑を基調とした個体などがいます。また、ハブの名から想像できる通り、毒を持っています。

ヨロイハブのメスの頭部は巨大で胴体よりもかなり幅が広く、多くの個体は目の高さの位置に頭部の先から走っている縞模様があります。頭部には黄色い横縞があり、胴体部分には黄色の縦縞がある事もヨロイハブの特徴のひとつです。
樹上生で活動時間帯である夕方から夜にかけて小型の哺乳類などの餌を探して活発に行動しています。

また、マレーシアのペナンに1850年に建立された中国儒教系寺院「蛇寺(snaketemple)」に住みついている有名な毒ヘビはこのヨロイハブです。

ヨロイハブの類似種としてはマングローブハブがあげられます。

©爬虫類図鑑