亀の種類。[爬虫類図鑑]

亀の種類 (五十音順)

このページでは当サイトで掲載している亀の種類を五十音順でリスト化し、下記にてご紹介しています。
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亀は日本人にとって身近な存在のひとつと言えますが、その種類は世界的に見ても約330種程度しかおらず、これは同じ爬虫類のヘビやトカゲと比べるとかなり少ないと言えます。
また、日本に生息している亀の種類は更に少なく、陸生の亀はイシガメやクサガメ、ニホンスッポン位しか生息していません。

亀の起源は非常に古く、まだ地球上に恐竜が出始めた三畳紀には存在していたとされ、他ではほとんど見られないユニークな進化を遂げた動物だと言えます。
亀の体は特殊な骨格を持っており、固い甲羅で身を守るという事に主眼においたその構造は肩の骨が肋骨の内部に入っていたり、甲羅の形成には背骨だけでなく、肋骨や椎骨(ついこつ)、鎖骨なども参加しています。
これによって亀は可動域の狭く、重い甲羅を持った事によって動きの遅い不自由な体となりましたが、とにかく防御を固めるという進化の下、今日まで生き延びてきました。

しかし、亀の中にも一部、例外は存在します。それがスッポンに代表される軟らかく、軽い甲羅を持った種類で、この変化によって水中での素早く柔軟な動きを手に入れる事に成功しました。

尚、亀は日本では「鶴は千年、亀は万年」とも言われ、昔から長寿の象徴とされてきましたが、実際に百年以上生きるような種類はほんの僅かで、その殆どは数十年程度の寿命だとされています。

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